If






後悔など、ないと言った。
思う様に生きたつもりだし、何よりもとから願いなどなかった。
あったとしてもそれはもう満たされたもので。


過去のもので。


その事実に満足していたし、以上を求めるつもりはなかった。
未来に繋がる願いなど、この身には無意味だから。


これは、ひと夜の夢で。
そうして、自分は無意味なものを追う程馬鹿ではなかった。



筈だった。



与えられてしまったからだろうか、この生を。


仮初であれ、この世界に存在し始めたことは既に、
望むことを叶えるという人間としての欲を持つことを
肯定されたということだ。


望みを抱くこと、つまりはそれ自体を。


きっと。


だから、きっと無意味だと知りながらも願ってしまったのだろう。



今、思えば確かにそうだった。
明確な意識などなかったけれど。



ぼんやりと気付いたのは夢の終わる間際。
自分にしては何と遠回りをしたかと思う。
ひと夜の夢であれ何であれ、生きているならば欲したものを
求め手に入れればよかったのだ。


それが自分の生き方であったはずだ。



だから、柄にもなく少し、頭の端で思った。


もしも奇蹟とやらが起こって次なんてものができたらなら、
今度こそあいつを手に入れてやろうと。



後悔など、なかったんだ。
だけど、新たな望みがこの胸にあった。















槍さんの独白です。ちょっとらしくないような感じで。
槍さんが弓さんへの恋心(?)を自覚したのが、聖杯戦争で槍さんが消える間際、というお話。
それでhollowのほうで頑張ってみたり。でも結局4日間だったり。
そうだったら、ちょっと萌えるなあとか…。
本編捏造の長編を書いてしまいそうです(ぇ

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